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R.T整体院では、お一人おひとりの状態を丁寧に評価し、最適な施術プランをご提案いたします。
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負担が集中する“本当の理由”を見極め、再発しにくい身体へ


腰椎椎間板ヘルニアは、足のしびれや前かがみでの痛み、動作時の強い不快感など、日常生活に大きく影響するつらい症状です。
しかし、症状が出ている部位だけを見るのではなく、「なぜそこに負担が集中したのか」を丁寧に探ることが大切です。
デスクワーク・脊柱の屈曲や回旋動作・重い物の持ち上げなど、日常の姿勢や生活習慣も影響します。
腰椎椎間板ヘルニアを理解するには、まず背骨のクッションとして働く「椎間板」の仕組みを知ることが大切です。
椎間板は、バームクーヘンのように層状に重なった線維輪と、その中心にあるゼリー状の髄核で構成され、線維輪は20〜25度の角度で交互に走る繊維が重なり合うことで強い構造を作っています。
体を前後に曲げる動きの中で、この中心のゼリー(髄核)が前後に移動し、背骨にかかる力をうまく分散してクッションの役割を果たしています。

ところが、加齢や日常生活での前かがみ・ひねり動作の繰り返しなどで線維輪に亀裂が入ると、まるでバームクーヘンの割れ目からゼリーが漏れ出すように髄核が外へ飛び出すことがあります。これが椎間板ヘルニアであり、飛び出した髄核が神経に触れると、大きさに関係なく鋭い痛みや下肢のしびれを生じます。

椎間板は年齢とともに水分量が低下し(小児で約88%→高齢では66%)、バームクーヘンの層の隙間にゼリーが混ざり込んで境界が曖昧になる「椎間板変性」が進行します。クッション性が失われ、線維輪に亀裂が入りやすくなるこの状態は腰痛の大きな原因となり、腰痛の有病率は30%、生涯で一度は経験する割合は80%と非常に高頻度です。
さらに変性が進むと椎間板の高さが低くなり、骨同士がぶつかって骨棘が形成される「変形性腰椎症」へ進行することもあります。
椎間板ヘルニアは、特に20〜40代の男性に多く(男女比2〜3:1)、発生部位はL4/5とL5/S1が多い傾向があります。
若年者ではL5/S1、高齢者ではL4/5の発症が増えることがわかっています。このように年齢や構造による特徴は明確ですが、椎間板ヘルニアの厄介な点は、画像の見た目と症状が一致しないことが多い点です。
MRIで明らかな突出が見えていても症状が出ない人がいる一方、突出した形が変わっていないにもかかわらず痛みだけが自然に改善するケースもあります。
この理由として、症状の原因には神経の圧迫(機械的刺激)だけでなく、椎間板組織が神経周囲に触れることで生じる炎症(化学的刺激)が強く関わることが明らかになっています。圧迫と炎症の割合は人によって異なるため、同じように見えるヘルニアでも症状がまったく違うことがあります。
臨床的な診断では、画像だけでなく、前屈の制限や疼痛性側弯などの脊椎症状、SLRテスト・FNSテストなどで痛みが誘発される神経根刺激徴候、そして感覚低下・筋力低下・反射低下といった神経脱落症状を組み合わせて評価します。これらの臨床所見が、画像以上に症状の重さや原因を反映している場合も多くあります。
さらに、高齢者では椎間板の変性が進むことで椎間板以外の構造が神経を圧迫し、脊柱管狭窄症のようにヘルニアと類似した症状を呈することもあります。このように椎間板ヘルニアは、構造的な弱さ、加齢変化、炎症、生活動作の積み重ねなど複数の要因が重なって発生し、単純に“飛び出したから痛い”という疾患ではないことが特徴です。
椎間板ヘルニアでは、神経が刺激される位置によって痛みやしびれの範囲が変わることが特徴です。前かがみや座位が続くと椎間板の圧力が高まり、症状が強く出やすくなります。痛みを避けるために身体が傾く「疼痛性側弯」が起こることもあります。
椎間板ヘルニアには軽度〜重度まで幅があり、症状の度合いによっては整体の適応外となる場合があります。
特に、直腸・膀胱障害や著しい筋力低下がみられる場合は緊急性を伴うことがあるため、まずは医療機関での診察を受けてください。
症状が強い時ほど不安も大きいと思いますが、まずは安全を最優先に、適切な判断をすることが大切です。
そのうえで、腰椎椎間板ヘルニアは椎間板そのものだけでなく、身体全体のバランスや内臓の緊張、呼吸、姿勢のクセ、硬膜(こうまく)のテンションなど、複数の要因が重なって発生します。
当院では、筋骨格・内臓・自律神経(頭蓋・脊柱・仙骨)の3つの視点から全身を評価し、負担の蓄積ポイントを正しく見極めることを重視しています。
人の身体は、
・骨や筋肉などの動き(筋骨格系)
・内臓の働き(内臓系)
・自律神経のバランス(神経系)
これらが常に連動しながら機能しています。
腰椎椎間板ヘルニアが 特にL4〜L5で頻発する理由には、身体の構造的特徴が深く関係しています。
横隔膜の脚(L3まで付着)、大腰筋(L1〜L4由来)、腸間膜などの腹部の支持構造は、すべてL2〜3に強く関わっています。
そのため、この部位は内側からの支持が強い一方、L4〜L5は構造的な保護が弱く、「負担が集中しやすい」つくりになっています。
さらに、
これらが重なることで、椎間板への負担が増え、突出や神経圧迫につながりやすくなります。
腰椎椎間板ヘルニアは「椎間板だけの問題」ではなく、
身体の構造・内臓・呼吸・姿勢・神経バランスが複雑に影響しあって起こる症状です。
症状が強い時こそ、身体全体を丁寧に評価し、負担の根本を整えることが大切です。
まずはご相談ください。