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成長期の膝の痛みを、膝だけで終わらせない


オスグット・シュラッター病は、成長期にスポーツをしているお子さまに多くみられる膝の痛みです。
脛骨粗面の骨性の膨隆が目立ち、押すと痛みが出たり、走る・跳ぶ・ボールを蹴るといった動作で痛みが強くなることで、競技そのものに支障が出てしまうケースも少なくありません。
この症状は、成長期特有の身体の変化に、スポーツによる繰り返しの負荷が重なることで起こりやすいとされています。
しかし、同じように運動量が多くても、痛みが出る子と出ない子がいるのも事実です。
その違いは、膝だけに原因があるのではなく、太ももの筋肉の使われ方や関節の動き、身体全体のバランス、成長期に起こる内側の変化など、さまざまな要素が重なって膝に負担が集中していることによって生じている場合が多くみられます。
当院では、痛みが出ている膝だけを見るのではなく、なぜ膝に負担が集まってしまっているのかを丁寧に探り、身体全体のつながりや動きのクセを含めて確認していきます。

オスグット・シュラッター病は、成長期における膝伸展機構の使い過ぎが原因とされており、本症例のほとんどはスポーツ活動に伴って発生するといわれています。
成長期の子どもが運動後に膝関節や踵などに痛みを訴えることがあり、一般的には「成長痛」と呼ばれることもありますが、正式には骨端症といい、成長途中の骨の端に負担が集中することで痛みが生じる状態を指します。
骨端症の原因としては、血液循環の問題や外傷、ホルモンの影響などが挙げられますが、オスグット・シュラッター病では特に、大きな筋肉が働く際に生じる牽引力が主な要因とされています。
膝を伸ばす動作に関わる膝伸展機構とは、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が収縮して膝を伸ばす仕組みのことで、ジャンプやダッシュ、ボールを蹴る動作などで繰り返し使われます。成長期では骨や筋肉がまだ完成していないため、大腿四頭筋が強く働くことで、その牽引力が脛骨粗面(膝のお皿の下にある骨の出っ張り)に繰り返しかかり、炎症や損傷が生じると説明されることが多いです。
症状としては、発症のピークは13歳前後の男子に多く、脛骨結節(膝のお皿のすぐ下にあり、太ももの筋肉が付着する骨の出っ張りの部分)の骨性の膨隆が目立つようになります。加えて、運動時の痛みがみられ、走る・跳ぶ・蹴るといった動作で症状が強くなることが特徴です。
ただし、痛みの強さや競技・日常生活への影響は、重症度によって異なります。
診断については、これらの特徴的な症状から比較的判断しやすいとされていますが、X線検査を行うことで、脛骨結節の成長途中の骨の部分に形の乱れがみられたり、分離や遊離といった変化が確認されることもあります。
治療としては、一般的に保存療法が選択され、症状に応じて運動量の制限や一時的な休止が勧められます。運動後に痛みや熱感、腫れが強い場合にはアイシングなどで炎症を抑える対応が取られることもあります。
また、大腿四頭筋の柔軟性を保つことが重要とされ、ストレッチングが指導されるケースが多く、痛みの軽減を目的として「シュラッター・バンド」などの装具が用いられることもあります。
さらに、姿勢の崩れによって大腿四頭筋に常にストレスがかかることで、この病気を引き起こしていると考えられる場合もあります。そのため、筋肉だけでなく、大腿四頭筋が過度に引っ張られないような姿勢を保つことも重要だとされています。
これらの症状は、成長期特有の身体の変化に加え、スポーツによる繰り返しの負荷が膝に集中していることで起こりやすくなります。
そのため、痛みがある部分だけをケアしても十分に改善せず、運動量や身体の使い方によって症状を繰り返してしまうケースも少なくありません。
オスグット・シュラッター病は、脛骨粗面の問題として捉えられがちですが、
当院では「なぜそこに負担が集中しているのか」という背景を重視します。
人の身体は、
これらが常に連動しながら機能しています。
オスグット・シュラッター病の場合、
太ももの前(大腿四頭筋)の筋膜の滑りが悪くなっていたり、膝のクッションである膝蓋下脂肪体の硬さ、
膝の裏の緊張が強く前側に負担が集中していることがあります。
また、足首がうまく使えていないことで、衝撃や負担が膝に逃げてしまうケースも少なくありません。
膝そのもの以外に目を向けると、骨盤の傾きが太ももの緊張を引き起こしていることや、
成長期のホルモン分解や解毒にかかわる腎臓・肝臓・腸などの内臓の影響も考えられます。
当院では、痛みが出ている膝だけを見るのではなく、身体全体のつながりを確認しながら、膝に負担が集中してしまう原因を丁寧に探っていきます。
オスグット・シュラッター病は、成長期にスポーツをしているお子さまに多くみられる膝の痛みで、
「成長痛だから仕方がない」「運動を休めば治る」と説明されることも少なくありません。
しかし実際には、膝そのものへの負担だけでなく、
大腿四頭筋をはじめとした筋肉の硬さや関節の動き、身体全体のバランス、
さらに成長期特有のホルモン分解や解毒に関わる内臓や自律神経の影響などが重なり合い、
膝に負担が集中しているケースも多くみられます。
そのため、痛む部分だけをケアするのではなく、
「なぜ膝に負担が集まっているのか」という背景を丁寧に見直すことが、
競技を続けながら改善を目指すうえで大切だと当院では考えています。
まずはご相談ください。
痛みや不調を我慢せず、まずは一度ご相談ください。
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